音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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アブラカタブラ

先日、といっても一ヶ月くらい前
平日にポカーンと時間が空いたので映画「シェフ」観てきました。

アイアンマンの監督が
「もう大資本のシリーズ物よりも自分の撮りたいものを映画にしたい」
みたいな感じで自ら監督、脚本に主演まで務めたという話だったので
期待してみたのですが、大変面白かったです。
ニューオーリンズのシーンで流れる音楽もご機嫌。

だったのですが、上映前に驚いたことが一つ。
その日の劇場は市内の大きくはないシネコンで
ここはハリウッドや邦画の大作、人気作だけでなくインディーの良作や、
アジア、ヨーロッパの一昔前には「ミニ・シアター向け」と呼ばれた映画も
数多く上映しているのですが、場内に大勢の、ホントに大量の女子高生、
女子中生の集団があふれていました。後から後から続々と数が増えていく。
普段では考えられない驚愕の光景です。

「なんだ、これは?」、
春休み?とはいえ平日の昼間に彼女たちは
何を観に来ているんだ?
いや、アイドルが来て舞台挨拶でもするのかな、と思い
プログラムを観てもそれらしいアイドル出演映画の上映はなし。
ま、まさか、ゴダールの3D新作?
な訳は当然なくて
(その時点ではまだ上映されていませんでした。上映されていてもあり得ませんが笑)

うーん、謎は深まるばかり。

皆さん、彼女らは何を観に来ていたと思いますか。


それは、「あと1センチの恋」でした。
知ってました?
オレは後から知ったのですが、この洋画は口コミならぬ、SNSで評判が広まり
女子高生の間でロングラン・大ヒット。
というか、あの状態は近年稀にみる超大ヒットだな。
この映画のなにが、これだけ大勢のJKにアピールしたのか。
DVDになったら、観てみようかな。
すみません、うそです、たぶん見ないと思います。




jlg_convert_20150307164052.jpg

という訳で「さらば、愛の言葉よ」の前売り買って帰ったのですが
前売り券購入の特典で巾着袋もらえてラッキー。

このお洒落?な青い袋、正確にはCaCa 袋だそうです。
すなわち犬の雲古をいれる袋ですね。
さすが、ゴダール。
頭の悪いオレには面白いのか、そうでないのかよくわかりません笑
でもね、年長者から「エセ左翼」、「つまんねー」
若者からは「何がなんだか?なんで観るのこういうの。意味わかんねー」
「観てるやつらはカッコつけてるだけだろ」のように言われてるような
言われてないようなこの状況で我らバブル世代がゴダール観ないで誰が観る。
どうする、しかも3Dだってよ、と勝手な使命感に燃え、前売り買ったんですね。
正直、また途中で寝るだろうなと思いながら。
我ながら超苦笑・・・

しかし、実際に劇場で観た際は、
20代の人から、上は(一寸怖そうな)70歳を優に超えていると思われる方
まで老若男女、幅広い客層でした。
神通力は健在、といったところでしょうか。

内容もすんばらしくてですね、白いコートに黒いシャツ、黒いハットの
男女が緑の芝生をバックにして座っている場面なんかの「絵」というか「映像」
などは、この人ならではのとんでもないカッコよさ。
通常の3Dとは全く違う映像。こんなの観たの初めてだ。
最初の10分、いや3分でもうヤバい、と思いましたね。
これから、美術関係というか広告関係の人たちはパクリまくるんじゃないかな。


ただですね、3D映画を見たことが皆無という方は「ほう、3Dってのはこういうのか」
と勘違いするかもしれないので(まあ、そう感じる人いないでしょうけども)
普通のハリウッド産等の3D映画を観てから行った方が良いかもしれません。

ともかく
映像だけでも、もうこれは最高だなと観ていたんですが
「アブラカタブラ、毛沢東、ゲバラ」をはじめ
”シリアスなんですか?いや、実は、本当は笑わせようとしていますよね?
誰もわらっていないけど”的なゴダール節のダイアローグ、シーン
も堪能できて個人的には大満足でありました。



【 2015/03/25 16:46 】

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The Birth Of A Sound

「Studio One Jump-Up」
好評発売中です。

アナログは二枚組。
日本盤CDは私がライナー書いているので、そちらも、よろしく。

studio one jump up

全二十曲中、コクソン・ドッドが自分のスタジオをオープンさせた
1963年以降の音源は6曲。
その他14曲は、それ以前の初期プロデュース音源です。
(ラッセルズ・パーキンス「Little Joe」が正規のCDに収録されるのは
初めてではないでしょうか)

もとは1950年代後半、サウンド・システム用の一点物スペシャル、ダブ・プレート
として録音された音源で、1960年以降に7インチ・シングルとして市販された楽曲も
多数収録されています。

そのサウンド、ヴォーカルともに雛形になっているのは、
おおむね1950年代のアメリカン・リズム・アンド・ブルース。
ですが、管楽器奏者の演奏は、リズム・アンド・ブルースの「ホンカー」的な演奏ではない、
という点にフォーカスして聞いても面白いと思います。
(勿論、中にはシンプルなフレーズの反復でブリブリ、ブイブイとブロウしたり、
音をひずませたり、ゆがませたりしてブルースを表現しているホンク演奏もありますし、
アメリカのリズム・アンド・ブルースの中にもホンカー的な演奏が入っていない曲も
インナー・シティでは1950年代半ば以降主流でなかったとはいえ、あります)

1950年代後半からのジャマイカン・ミュージックの音造りを説明する際に
「二拍四拍のアクセントを強調し、あえてリズムを訛らせたジャマイカ流の
サウンド・カスタマイズ」は語られることが多いですが、
前述の「アメリカだったら、いかにもホンカーがシンプル、豪快に演奏しそうなタイプの
サウンドでも、ジャマイカの管楽器奏者はホンクせずに綺麗な音色を素直に生かした、
しかも結構手の込んだビ・バップ以降のモダンジャズの影響も感じさせる演奏をした」
という点は、あまり話題になることは多くないようです。

このアメリカン・リズム・アンド・ブルースとジャマイカ管楽器奏者のジャズ嗜好が
折衷されたサウンドは1962、63年くらいまでの時期に特有の個性です。
その後、ビートがテンポを上げ、スカが完全にオリジナリティあふれるフォームを
固めてジャマイカのリズムを刷新したあとには、このキメラ的なサウンドの妙は
(音楽の良い悪いとは別に)後景になっていきます。

なので、好事家の方々はそのあたりもじっくり聞いてみてください。

1950年代にトム・ザ・グレイト・セバスチャンのセレクターとして
音楽活動を始めたルー・グッデンさんの著書「Reggae Heritage」中の
ジョニー・ムーアさんのインタヴュー
「そのころ(1950年代中頃以降)ジャマイカで演奏されていたのは
ほぼアメリカン・タイプのリズム・アンド・ブルースだったのですか?」
という質問にムーアさんは「そうだ、まさにそうだ」と答えた後、
「アメリカのジャズも人気がありましたか?」という問いには
「アメリカのジャズはジャマイカでもとても人気があった。
ジャズを演奏するナイト・クラブもたくさんあったし。
しかし、1950年代に入って時間が経つにつれ、オーディエンスは
リズム・アンド・ブルースを欲するようになってきたんだ。
ルイ・ジョーダンやロスコ・ゴードン、ファッツ・ドミノなんかのね。
でも、ホーン・プレイヤーはジャズを演奏したかった。

私たちの演奏を聞く人達はキングストンのダウンタウンにも、アップタウンにもいた。
アップタウンの人々はジャズを、ダウンタウンの人々はリズム・アンド・ブルースを
好んでいた。君も知ってるよね。

だから、私たちは演奏する場所によって微妙にセットを変えて対応していたんだよ。」




【 2015/03/14 17:18 】

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【 2015/03/11 22:16 】

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Alpha Boys School

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「アルファ・ボーイズ・スクール」の映像です。
素晴らしい!
(昔のライヴ会場の映像で演奏しているのは、
バイロン・リーのバンドですが)





野暮天、承知で言わせてもらえば
スタジオ・ワンがジャマイカの「モータウン」と呼ばれるのはわかりますけれど
アルファ・ボーイズ・スクールが「ジュリアード」ってのは
譬えとして、適切かな?どうなのかな?とは思いますが
(ジュリアードにジャズ科が出来たのは2000年代になってからのようですし。
ある意味、アルファの方が先を行ってたとも言えるのではないでしょうか。)
まあ、そんなことはこの映像見ればどうでもよくなりますね。



【 2015/03/05 16:59 】

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News Paper

「河北新報」

宮城県以外の方は、読む機会が少ないと思いリンク貼ってみました。
クリックすると読めます。

あの大地震以降、ちゃんと足で稼いだ記事、取材を続け
関連記事を欠かさず掲載しています。

震災 防災


福島第一 現場ルポ


挽歌の宛先


<祈りと震災>(19)それで心満るなら


<祈りと震災>(16)怪談に包み父を恋う



<祈りと震災>(15)ママ頑張って笑うよ




【 2015/03/01 16:23 】

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