音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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The Lady Is A Tramp

最近、仕事の関係でお会いしたおばあさんがいます。

今回の震災が起こるまでは、ずっと石巻の沿岸部に暮らしていた方で
今は仙台のアパートに越してきて生活しています。

「石巻を出た事が生まれてから今まで、ほとんどなかったし
知り合いもいない仙台に行くよりは、本当は石巻に残りたかったのだけど・・・
でも、息子が、
”仮設住宅に住めるのは二年間だけだろ。
今なら、引っ越し先や、その他諸々もなんとかなるけど
オレも二年先はどうなっているかわからん状況だから、考えて欲しい”
と言われたので仙台に越してきた。
でも、どこがどこだか分からなくて、買い物の帰りに道に迷ってしまい
何度も難儀したわよ。話す相手もいないしね~。」と
何ともいえない微笑みを浮かべて話してくれました。

そして、「んでも、こうして暮らしていけるだけで有難いからね。」とニコニコと
オレにシュークリームを出してくれたので、ムシャムシャと頂きました。
美味かった。
(後で知ったのですがこのおばあちゃんは糖尿もち、だそうで甘いものは食わないようです。)

津波で兄弟八人のうち七人を亡くし、家も流され
息子さんは、地震後、なんとか職場を埼玉で見つけて そっちで働いている為に
月に一度くらいしか帰ってこれないそう。

でも、寂しそうなそぶりさえ見せません。

自分が同じような境遇だったら、このようにいられるか、どうか
考えました。


で、この前、そのおばあちゃんに又、会ったんです。
そしたら、「最近は、道もわかってきて迷わなくなったわよ。
バスがあるので、仙台の色々な所を探検しているの。
せっかく越してきたんだし、私は恵まれているんだから。」
と、又しても何ともいえない微笑みで柔らかく話してくれました。

今度会う時には、美味しい漬物でも持って行ってあげたいなと。
でも、漬物は糖尿には良くないのかなw



あの震災、津波に襲われた地域の女性が
その後に見せた胆力の強さ、肝っ玉の太さ、穏やかさ
そして、我慢強さ。
尊敬、という言葉では足りない、言葉では言えない思いが溢れてきます。


でも、時には、少しは
この歌の歌詞のように自由奔放にふるまってもよいと思います。
勿論、望むならば、ではありますが。
そうしないのも、彼女たちの奥ゆかしさ、素晴らしさ、だと
わかってはいますけれども。






「The Lady Is A Tramp」





Image337_convert_20111015115339.jpg

1961年リリースで多分1958年くらいに録音されたライヴ・ヴァージョン。
メーターいっぱいの高速で疾走するポール・スミス・クインテットの演奏。
それを余裕綽々で受け止め、歌いきってしまうエラ。
圧倒的な歌唱力、表現力。
なんですが、"あっ"という間に曲が終わってしまう感じで、
こってりしてなくて、そこも頗るかっこよろしい。

【 2011/10/14 21:41 】

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コメント

---  ---

それぞれ いろんな思いをお持ちですよね。前回お会いした時は、そうゆう話 全然できなかったので、次は聞かせて下さい!忘れないためにも…
Lady-K  *  URL[編集] 【 2011/10/16 12:14 】

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