音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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Dancehall Duppy

いつの世にも、「最近の~はイマイチだ。良くない。」
とおっしゃる方々はいるわけで。


音楽も例外ではなく、ジャマイカ音楽に関しても
「今流行っているのは、面白くない。」と言う人がいつの時代にもいます。
中には、ひどいこと言う人もいました。

九十年代半ばの日本のレゲエ関係者のなかにも
「最近のレゲエはつまんねーよ。なんか変わっちゃったなー。」
と言い切り、スタラグやスレンテンやその他王道のリメイクや
旧来のスタイルしか受け入れない人たちがたくさんいました。
統計とったわけではないですけれど、多分、彼らが多数派。

そんな彼らに、(オレの元同僚でタワーレコード、シスコ、デイヴ・ケリーの"Plutinum"
ニューヨークのVPレコードで働いていた)永瀬女子が一発かましました、この名言。

”あんた達、死ぬまで"Love Punnany Bad"で「ヘイ、ヘイ!」言って盛り上がってろ。”



あれから時は経ちましたが、
最近のジャマイカ音楽もなんやらかんやら言われて
批判されることがままあるようです。
まあ、人の好みは色々だから、好きなこと言っても良いと思っていますよ。
どんどん言いたいことを言ったほうがいい。

が、いわく「アメリカの音楽、ヒップ・ホップに似ている。
ヒップ・ホップからの影響が色濃すぎる。」といったむきの意見には
首を傾げざるをえません。

モロに似ているものも中にはありますけれど、大概は似て非なるもの、または別物。
そこを聞き分けられないで、アメリカうんぬんというのはかなり乱暴な物言いではないでしょうかね。

最近のアメリカの(メジャー、アンダーグラウンド問わず)ヒップ・ホップと
ジャマイカの音楽を、ちゃんとまともに聞いている人だったら、
「今のジャマイカのダンスホールはヒップ・ホップからの影響が強すぎて面白くない、
アメリカナイズされ過ぎている。」とは言わないでしょう。

今のジャマイカの音が「良くない、オリジナリティが薄い」という批判は
プリンス・バスターが、コクスンやデューク・リードのスカを
「あんなもんはジャズだ。オリジナリティがない。」と批判した話を思い出させます。
(個人的には、何かに似ていても別にいいじゃん、って感じですけどね。)

コクスンやデュークの製作したスカが素晴らしいように、
今のジャマイカの音楽も(全部とは勿論言わないけれど。)素晴らしい。


とはいえ、
結局、
極東の国で何を言われようが、ジャマイカの音楽人には屁でもない。
彼らは彼らの方法で、
彼らの知恵と文化で民衆を熱狂させていることに間違いはないのですから。




【 2011/12/29 05:15 】

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