音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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Flip,Flop And Fly

「アトランティック・レコードを創った男 アーメット・アーティガン伝」
を読んでたら、こんなエピソードがでてきました。

1951年、アポロ・シアターでのカウント・ベイシー楽団公演
ジミー・ラッシングが急病のため、代役で急遽出たのがビッグ・ジョー・ターナー。
(ターナー氏は1930年代中盤にはキャリアをスタート、
1938年には「Roll 'Em Pete」をヒットさせていたので
この頃既にヴェテランの域に達していました。)
しかし、リハなしで出演したところ、12小節のブルース形式になれたターナー氏は
20小節、28小節などの複雑な構成のベイシー楽団の楽曲に対応できず・・・
耳の肥えた厳しいアポロの客がどんな反応したかは、想像に難くないですよね。

それでも、ターナーと契約を望み、新しいタイプのリズム&ブルースを吹き込んで
もらいたいと思っていたアーティガン氏は
楽屋にその話をもちかけようと訪ねたんですが、楽屋に彼はいなかったと。
まあ、いたたまれないですよね。プライドの高い歌手なら。

が、その直後ターナー氏はアトランティックと契約、
今や白人のロックン・ロールのルーツになったといわれる
「Shake Rattle And Roll」、「Flip Flop And Fly」を全米でヒットさせたのでした。

実際に本を読むともっといろいろ書かれているのですが
「確かに人間、向き不向きがあるよな」、ということとアーティガン氏の目の付け所
の鋭さを感じるエピソードです。

「Flip,Flop And Fly」(1955)
当時のジャマイカでもポピュラーだったそうで
セオ・ベックフォードも61年にカヴァーしています。





【 2013/09/21 17:01 】

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