音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

Taboo

美空ひばりさんの「りんご追分」がなぜ、1960年代のジャマイカで
カヴァーされたのか?考えると不思議ですよね。
なぜ、どうして、地球の裏側のジャマイカンがこの曲を知ったのか、については諸説あり
ロマンチックな仮説なども散見され
それらの其々を率直に、素晴らしい見立てだなと感心しています。

が、私が思うに「リンゴ」をスカタライツがカヴァーしたのは
シンプルに言って、アーサー・ライマンの「リンゴ」のカヴァーが
彼のアルバム「Taboo」に収録されていたからなんじゃないでしょうか。

この1958年に発売されたアルバム「Taboo」には
「China Clipper」や「Dahil Sayo」(スキャタライツのタイトルは「Because Of You」)
そしてこの「Ringo Oiwake」が収録されていますからね。
&エリントン、バーニー・ビガード名作「Caravan」の
アーサー・ライマン・ヴァージョンも入っています。

上記の4曲はどれもジャスティン・ヤップの"Top Deck"でスキャタライツがカヴァー
しています。ジャスティン・ヤップや関係者、もしくはミュージシャンが
このアルバムを持っていてカヴァー曲のサジェスチョンをした、
ネタ元として参照した可能性は高い。
(コクソンがモンゴ・サンタマリアーノのアルバム「Watermelon Man]
を元ネタにして収録曲のうち8曲!をカヴァーしたという例もあります)
このレコード、当時のラウンジ・ブームにのって世界中で売れたみたいですから
美空さんのオリジナルを知らずに、他のアルバム収録曲と同様、こっちを聞いて
カヴァーしたのではないでしょうかね。




発売時バカ売れ、つまり相当の枚数をプレスしたアルバムなので
昔はどこの中古盤屋にいっても必ず一枚や二枚は見かけた、
しかも安いところでは、500円とか、300円くらいの値段で売られていた「Taboo」
ですが最近はあまり見かけなくなったような気がします。
他のエキゾチカに比べてカジュアルな感じがする音のせいなのか、
マーティン・ディニー、レス・バクスターよりもアーティスト・イメージに
有難味とお洒落さが不足しているのか、レア盤好きの日本のマニア、コレクターには
あんまり人気ないんですよね、昔から。
個人的には他のエキゾチカ系の人たちと大差ないと感じるんですけどね。
良い意味での下世話さも好きです。


夏に聞くには最適のエキゾチック・サウンド、エキゾチカの名盤ですので
好きもののあなたは聞いてみてください。



【 2015/07/08 12:39 】

未分類  | コメント(0)  | トラックバック(0)  |

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)