音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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La Chainoise

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巷では、脳減る賞、じゃなかったノーベル文学賞の話題がまだ後を引いてる今日この頃
さすが、ディラン。今回は冷笑、ほのめかし抜き、
しかし、思わせぶりな「沈黙」でファンを大喜びさせてますね。
授賞式に出ても、出なくても大騒ぎになること間違いなしの
盤石の一手が決まった格好ですが、
「ディランは何を考えているんだろう?こう考えているに違いない」というような
興味を引くためには、どうふるまえばいいかを考えているだけで
それ以外のことは、あんまり考えてなかったりして笑 冗談ですよ。

「彼は心の奥で本当は何を考えているんだろう。彼の本当の姿は?」と
人々に思わせてしまう、実際の、現実の自分を隠蔽する方法を熟知しているんですね。
見せないから、「奥底にはなにかすごい、本当のものがある」
と人は思い、それにひきつけられるんでしょうか。
それを含めた(意識的なのか、無意識なのかはわかりませんが)自分をどうみせるか
という演出力は昔から並外れたものがありますからね。双子座独特の技巧です。
マイルスほどではないけれど。
あ、念のためいっときますが、超誉めていますよ。
自己演出の力なんて少しもありませんが、私も双子座なんで苦笑


で、ノーベル賞と言えば、ノーベル文学賞を受賞したモーリアックが祖父で
父親は亡命ロシア貴族という良家出身、ゴダールの二番目の奥さんだった
アンヌ・ヴィアゼムスキーの書いた本が今年、日本語訳で出版されています。

「彼女のひたむきな12カ月」

彼女が19才だった1966年6月からの12カ月を描いた自伝で
ゴダールはもとより豪華な面々が登場。
後に彼女が「フランソワの映画には一度も出ていないのよ」と残念そうに語った
トリュフォーや、彼が当時撮影中だった「黒衣の花嫁」撮影現場の話と
それに連なるエピソードではジャンヌ・モローが洗練された立ち振る舞いで華を添えます。

また、ゴダールが「中国女」の試写をフランスの中国大使館員に見せた後に
中国大使館員が述べた感想は失礼ながら「傑作」としか言いようのないものなので
(悲劇と喜劇は紙一重・・・なんでしょうかね?)
興味ある方は是非読んでみては、いかがでしょうか。

なお、この本の続編である自伝的小説もあるんですが、
そちらは「アーティスト」のミシェル・アザナヴィシウス監督が映画化。
「Redoutable」という題名で2017年完成予定です。







【 2016/10/28 18:00 】

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