音楽誌等に色々書いてる石川貴教のブログ。

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Bennison Joy Hop


1950年代からキャリアをスタートさせたジャマイカの鍵盤奏者で
数多のバンドも率いたセシル・ロイド。


彼が十代のころは観光客向けホテル・バンド活動がメインだったようですが、
そのホテルの経営に関わっていたアメリカ人に見初められて
1958年にはアメリカ録音のアルバムを "20th Fox "からリリース。
そのレコーディングではアメリカのベイシスト、ロイド・トラットマン
(スキャタライツがカヴァーした1959年のサウンド・システム・クラシック「Trottin' In」の作者)
らと共演。

セシル氏は、牧師の息子だったので、幼少期から教会のオルガンを弾きまくっていたそう。
また、過去のグリーナー紙やジャマイカ音楽の書籍には
NYのクラシック音楽の名門、ジュリアード卒という記述がありますが、
前述のアルバム解説文には、お母さんがジュリアード音楽院で勉強していた人だとあり
どっちが本当か、またはどっちも本当かはわかりません。
少なくとも母親がジュリアードに通っていたのは確かでしょう。
音楽的には恵まれた環境で育ったことがうかがえます。
(ちなみに当時のジュリアードにジャズ科はありません)

その後も、自らのトリオなどでジャズ・アルバムを録音。
それら1960年代のジャマイカ盤ジャズ・アルバムはレアーなこともあいまって
マニアには大変人気があります。
が、この人は良い意味でなんでもござれ(でないと、ホテルのバンドは務まらない)。
ジャマイカ音楽マニアがいだきがちな「ジャマイカ・ジャズの偉人」という
パブリック・イメージが全くの間違いとは言いませんけれども、
そのキャリアを俯瞰するとイージー・リスニング調から、エレガントなクバ、ラテン・ラウンジ、
はたまた、リズム&ブルースのインストゥルメンタルまでと演奏の範囲はとても幅広い。

勿論、1960年代前半にかけては、コクソンらとジャズ系以外の仕事もしており、
特にプレ・スカ期のジャマイカン・シャッフル時代には、ピアノ演奏だけでなく
サウンド・システム向けにビル・ドゲット風のファンキーなオルガン・プレイも披露。
カッコイーです。

そんな中から、1曲。
プリンス・バスターのサウンド、ヴォイス・オブ・ザ・ピープル・クラシック!
バスター自身のプロデュースで "Wirl "レーベルからリリースされた
セシル・ロイド&バスターズ・オールスターズ 「Bennison Joy Hop」








【 2017/08/01 14:19 】

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